キッズベースボール 開催概要
実施目的
外遊びの減少、強制のない自由なスポーツの減少、社会的刺激の減少、教育・しつけの下、と言われる現代社会において足りないものをスポーツは持っています。
野球(ベースボール)の普及という目的もありますが、ボールを使った遊びを通して、子供達の発育発達に貢献することが 大きな目的です。
神経系の発達は4歳~10歳までの間に急速に発達します。この時期に神経系への刺激を与えることは子供の成長に必要不可欠な、とても大切なことだといわれています。
実施方法
本プログラムの指導員がご希望の幼稚園・保育園に出向いて指導します。 実施日は、各幼稚園・保育園のご都合にあわせて調整致します。
園庭がない、広い部屋がない等お悩みもあるかと思いますが、スペースに応じて指導内容を調整して実施しています。 午前を基本としますが、指導時間につきましてはご相談に応じます。 園児数が少ない場合は、年中園児・年長園児一緒に行うことも可能です。
実施内容
準備するもの
- ティーコーン(幼児向けに開発されたティー打撃用の用具)
- バット(1~2本)
- ボール(参加児童数の半分あれば十分です)
教室の流れ
- あいさつ、講師からの注意事項の説明
- 準備体操
- キャッチボール(1対1)
- ボールを転がして捕る
- ボールをバウンドさせて捕る
- コーンに乗せたボールを打つ
- チームに分かれてミニゲームを行います。
ゲームルール
- 1チーム10~12人程度
- 攻守に分かれます
- 攻撃側は、全員が1回ずつ打ちます。(空振り、ファウルは打ち直します)
- 打ったボールが、ホームベースにあるティー・コーンに戻ったときに、打った選手が通過したベースの数だけ得点になります。ボールが戻るまで走ることができ、2周目も得点に加算します。
- (例)三塁ベースを回ったところでボールが戻ってきた→3点
- 2周目の二塁ベースを回ったところでボールが戻ってきた→6点
- 守備側は、塁間の外側に引かれた線より後方で守ります。
- 攻撃側が打者一巡したところで、攻守を交替します。
- それぞれのチームが攻撃を2回行ってゲームを終了します。(2イニング制)
- それぞれの得点を発表し、2イニングの合計得点の多かったチームが勝ちです。
この後、整理体操、講師講評で終了。概ね90分ほどです。
幼児対象の野球教室の特徴
用具は幼児用に開発されたものを使用しますので安全です。ボールは、室内でも使用されているものが販売されています。バットにもスポンジが巻かれています。教室では、1インチのティーボールを使用しています。
ボールを投げる、捕るという経験のない幼児でも楽しめます。実施した教室では、5歳児の男女はもちろん、4歳児の男女にも楽しんで野球を体験していただいています。
ボールを投げる、捕るという経験をしていただきます。投げ方はぎこちないですが、フォームは気にせずに。児童にとっては大きなボールですが、片手で一生けん命に投げています。
守備の時は、打たれたボールに守備側の児童が全員ボールを追いかけます。ボールに向かっていく気持ちを育むため、児童の思いのとおりにしてあげています。そのため、園庭などに障害物などがないよう、あらかじめ安全を確保しておきます。
打ったあとにバットを放り投げるのは危険です。通常みられるネクスト・バッタース・ボックス(通称サークル)を一塁側に描いて、「打ったらバットをここに置いて走るように」と指導しています。
ホームベースには大人が1名ついて、守備側から返ってきたボールをコーンの上に置く役をしていただきます。